部活動

軟式野球部 県民総合スポーツ大会 決勝

(2021.12.10更新)

10月23日(土)

軟式野球部が令和3年度 県民総合スポーツ大会兼高等学校定時制通信制体育大会決勝に出場しました。

写真は1年次生の写真部の作品です。

初めて決勝戦に進出して準優勝した5年前以来の決勝戦。球場は戸田北部公園野球場。

決勝戦の相手は、大川学園高等学校。夏の全国大会埼玉県予選準決勝で、0-5で負けた相手です。大川学園高等学校はそのまま優勝し、全国大会に出場。全国大会でも勝ち進み、準決勝で14連覇中の天理高等学校に敗れるも、全国ベスト4となった圧倒的王者です。

試合は立ち上がりから動きます。制球定まらない相手エースから3つの四球を選び、いきなり無死満塁のチャンス。ここで4番岡本くんは死球で先制。調子を取り戻した相手投手から3連続三振を奪われるも相手ミスもからめて1回表、2点をリードします。しかし、その裏失策でピンチをむかえると、ヒットと相手好走塁ですぐに1失点。わせがく先発の奥野くんも3連続三振を奪いますが、ここは全国大会を経験した隙のない攻撃を見せる強豪。その間に盗塁とミスをついた走塁で同点に追いつかれます。1回を終了して2-2の同点。

しかし、ここからは両エースの好投で投手戦になります。尻上がりに調子を上げる相手エースに手が出ず、7回まで無安打。一方奥野くんも力投し7回まで3安打におさえます。7回無死2塁のピンチには、今大会幾度となくピンチを断ち切ってきた牽制球で切り抜けました。決勝戦は9回、コールドゲームなしのルール。ここからは気力の勝負です。

8回表、その奥野くんが無死からレフトオーバーの2塁打で出塁すると、2番竹田くんがヒットで続き、3番丹生谷くんがライトへ犠牲フライ。3-2とついに勝ち越します。

5年前の決勝戦では、9回表に1点を勝ち越しましたが、その裏サヨナラ逆転負けでした。ここからは、わせがくの歴史を塗り替える終盤です。8回裏、4番打者を打ち取ると連続三振を奪い運命の9回へ。

先頭打者(代打)を2ストライクと追い込むも四球で出塁を許します。代走が送られすぐに盗塁。ここにきて選手層の厚さに押され、無死2塁とピンチ。最後の試練です。続く8番打者を三振、9番打者(代打)を投手ゴロに打ち取り2死3塁まで押し返し、勝負は1回に足でかき回され、先制点を奪われた1番打者。ファールで粘られるも奥野くんの151球目にバットは空を切り試合終了。

ついに高体連加盟13年目で初優勝の快挙です。打った安打は8回の2安打にのみ。17個の三振を奪われました。ただ、こちらも被安打3、15奪三振と互角の戦いができました。春には雲の上の存在だった圧倒的王者相手にまさにワンチャンスを生かしての勝利でした。今大会は力のあるチームとの対戦が続き、5-1、3-2、3-2と爆発力は発揮できませんでしたが、投手を中心に守りで勝ち抜くことができた大会でした。

大学受験のため出場できなかった3年次生たちもいる中、優勝候補相手にみなさん本当によく頑張りました。

電光掲示板やアナウンスのある球場でできてよかったですね。

写真部のみなさん、今回も素晴らしい写真をありがとうございます。

大川学園高等学校のみなさん、すばらしい試合をありがとうございました。

来場いただいた保護者のみなさま、応援ありがとうございました。

<令和3年度 県民総合スポーツ大会兼高等学校定時制通信制体育大会>決勝

わせがく  200000010 | 3

大川学園  200000000 | 2

 

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