この9月末には、来年1月15日(土)16日(日)に実施される
『大学入学共通テスト』の申込みが始まります。
今回は共通テストをはじめ、試験に全力で臨んでもらうためのワンポイントアドバイスをお伝えします。
心理学的アプローチ
『テストで不安を感じたときの対処法について』
テスト場面(面接・筆記等)で不安や焦りを感じたとき(感じないための予防)には、
どんな対処法があるのでしょうか。
今回は、2つのケースを参考に取りあげてみました。
1.テスト開始前 テストに集中するための自己教示法
テストへの前向きな取り組みに関する自己陳述文
(問題解決型・積極的対処型)
・ベストを尽くそう
・見直しをしっかりやろう
・焦らないように気をつけよう
・最後まで諦めずに問題に取りくもう
・ケアレスミスに気をつけよう
・時間配分に気をつけよう
・問題をよく読もう
・やれるだけのことをやろう
<結果>
前向きの気分やテストに対して具体的に焦点を当てた(テストに対して注意の集中を促す)陳述文は、
効果がみられた。
“高校生のテスト不安に対する自己教示訓練の効果”より
2.テスト中 わからない問題に出会って焦ってしまう場合
<結果>
「わからない問題に出会う」→「こんなはずではない」→「どうにもならない」という
直線的に下る流れを断ち切るために、図のような横道の言葉を思い浮かべることによって落ちついて取り組めた。
*自分にとって「最もふさわしい言葉」と言うのは個々人で異なるが、
自分なりに落ちつける言葉をもっているのは良いこと。
”受験生の不安に対する短期グループカウンセリングの効果”より