前橋キャンパスブログ

卒業証書授与式 🌸送辞・答辞🌸

(2020.03.04更新)

『送辞』

暖冬だった今年、早くも桜のつぼみは開花の準備を整え、既に大きく希望の花芽をふくらませています。

暖かな春の日差しや小鳥のさえずり、すべてが先輩方の新しい門出を祝っているかのようです。

3年次生のみなさま、本日はご卒業おめでとうございます。

在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

思い返せば2年前、わせがく高校に入学したばかりの頃、不安でいっぱいだった私達を先輩方は温かく迎えてくれました。

毎日の何気ない会話や部活動での楽しい時間は、いつしか自分達に高校生としての自信を与えてくれました。

特に、体育祭での最後までベストを尽くし仲間と共にやり抜く姿や、生徒会での困難な出来事にも前向きに楽しむ姿は、私に人との絆や諦めないことの大切さなど、多くのことを教えてくれました。

先輩方と過ごしたこの日々は、私にとってかけがえのない大事な時間です。

本日まで本当にありがとうございました。

先輩方は、今日から新しいステージへの一歩を踏み出されますが、これからもずっと私達の大切な先輩です。

先輩方が築いてくださった校風を受け継ぎ、今度は私達在校生が、後輩と一緒にわせがく高校の伝統を守っていきますので、またいつでも遊びに来てください。

結びに、卒業生のみなさまのご活躍とご健康をお祈りし、送辞といたします。

2020年3月3日 在校生代表🌸

 

『答辞』

暖かい陽の光が降り注ぎ、桜の蕾も膨らみ始め、春の訪れを感じる今日この日、私たち三年次生は卒業を迎えました。

本日はお忙しい中、私たち卒業生のためにご臨席くださいました皆さま、誠にありがとうございます。

私の高校生活三年間の中で、一番の大きな出来事は、このわせがく高校に転入したことだと思います。

当初は入学した高校を辞めなければいけないという事実を自分自身で受け入れる事が出来ず、心配してくれた家族に沢山辛い思いをさせてしまいました。

そんな私が、自分のことをしっかり受け止め、むしろこの経験を将来の子供たちのために活かしたいと思えるようになったのは、わせがく高校で過ごした2年間があったからです。

時には人間関係での悩みや将来への不安で全てをあきらめてしまおうと思う時もありました。

また、何度も同じ失敗を繰り返す自分のことが、嫌になったこともありました。

そんな時いつも頑張る勇気をくれたのは、私のことを私以上に信じてくれた家族でした。

家族は私の挑戦をいつも見守り、応援してくれていました。

そんな家族の優しさに気付くきっかけをくれたのも、わせがく高校でした。

わせがく高校は、私に自分の居場所をあたえ、やりたいことを見つけられるチャンスをくれました。

社会福祉士や精神保健福祉士という夢への一歩を踏み出したとき、私よりも喜んでくれた保木先生を始めとする先生方。

また、私の気持ちを理解し、真剣に向き合ってくれる友達。

そんな先生方や友達に出会う事が出来た事に心から感謝しています。

これからもわせがく高校での経験とたくさんの出会いを胸に、前に歩み続けていきたいと思います。

2020年3月3日 卒業生代表🌸

 

『答辞』

私は、二年次になると同時に、このわせがく高校に転入して来ました。

前に在籍していた学校では、あまり体調がすぐれず登校ことが出来ませんでした。

そんな時に、両親がひとつの選択肢としてわせがく高校を提案してくれました。

私が転入した前橋キャンパスは、開校して間もないこともあり、校舎行事や部活動など多くのことが0からのスタートでした。

その中で仲間と一緒に学校生活を自分たちでつくっていくという貴重な経験をさせてもらいました。

思い返せばあっという間の二年間でした。体育祭や修学旅行などの行事、卓球部やe-スポーツ部、ボランティア部での部活動、副会長としての生徒会活動。

この時間はとても充実していて、私を大きく成長をさせてくれました。

私はもともと人前に出て何かをするということが大の苦手でした。

しかし、わせがく高校での生活の中で苦手意識がなくなり、積極的にいろいろなことにチャレンジできるようになりました。

このように私が前に進めたのは、いつも優しく見守って、時に手を差し伸べてくださった先生方がいてくれたおかげです。

特に担任の保木先生には個人的な悩みなどの小さなことでもとても親身になって相談に乗っていただき、おかげで自分だけで抱え込むことがなくなりました。

いつも温かく支えてくれる先生方と、一緒にいろいろなことにチャレンジしてくれた仲間のおかげで、何気ない毎日が自分の中ではかけがえのないものとなりました。

本当にありがとうございました。

そして、今日無事に卒業できたのも陰で支えてくれた両親がいたからです。

高校生活の三年間が両親にとっても一番大変だったと思います。

これからもたくさん迷惑をかけると思いますが、どうか優しく見守り続けてください。

2020年3月3日 卒業生代表🌸

 

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