水戸キャンパスブログ

本校教職員の想い

(2019.08.16更新)
現在、茨城県内にも多くの通信制高校が存在します。(茨城県通信制高等学校等連絡協議会の加盟校は11校)
それぞれの学校でそれぞれの教育の特色があるので、それらをよく熟知してから学校を選択し、どの学校と教育観が合うのかを検討してほしいと切に願います。
本校については(今は自信がなくても)全日制高校同様、毎日学校生活を送りたい生徒を募っています。
3年間かけて、もしくは(転入生の場合)卒業までに、時間をかけて一歩一歩着実に毎日通学できるサポートを行っています。
それは毎日通学できることが、卒業後の「真の自立」につながると考えています。
しかし、全日制高校には、欠席時数に制限があり、その授業の欠席時数(最大で年間3分の1)を超えてしまうと、通常留年になってしまいます。
本校では、通信制課程の出席義務の緩やかな制度を活かし、少しずつ登校支援を行っています。
3年目にして毎日通学できるようになる生徒も少なくありません。
さらに、同じ境遇や思いを共感できるクラスメイトは、私たち教員が支援する以上の「支え」になります。
その環境と保護者・教職員が同じベクトルを向くことで、生徒たちは、毎日通学できるようになり、大学や専門学校等の上級学校に進学することができます。

1クラス15名~20名程度の少人数クラス編成、集団の中で個の支援を重視する体制、保護者と喜びを共有する空間、

これらひとつひとつ毎日積み重ねることで、卒業までに大きな力となって生徒は巣立っていきます。
毎日登校できるようになるためのアプローチは十人十色。

集団生活や毎日通学する空間に身を置くことで、個々の課題も見えてくることが多いのです。

高校生活は人生で大切な3年間。
生徒たちが、10、20年後、高校生活の話題になったとき、共有できる話題とその仲間を持ってほしいと思います。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。
私たちのその想いが少しでも伝われば幸いです。
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