行事

卒業証書授与式 送辞・答辞

(2020.03.18更新)

卒業生の皆さん

昨日に引き続き、送辞・答辞をご紹介させていただきます。

 

送辞

寒さも和らぎ、春の訪れを感じるこの佳き日に、わせがく高校を卒業される三年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
さて今、卒業生の皆様は、このわせがく高校で過ごした日々をどのように振り返っていらっしゃるでしょうか。多くの人々との出会いの中で、貴重な体験をし、十人十色の思い出を築いて来られたことと思います。私ども後輩にも卒業生の皆様との、たくさんの思い出があります。入学して右も左もわからなかった私どもに優しく声をかけてくださったこと、体育祭や文化祭などの行事では卒業生の皆様が先頭になって引っ張ってくださったこと、授業では、和やかな雰囲気の中、スポーツをしたり、作品を制作したり、おいしい料理を一緒に作ったりしたことなど、どの思い出も皆様との楽しい思い出です。どんな時でも頼れる先輩方がいてくださったからこそ私どもも安心して学校生活を送ることができました。私ども在校生も先輩方のように後輩に安心感を与えられる存在になれるよう、自らを成長させていきたいと思います。
未来に向かって羽ばたかれていく卒業生の皆様の将来が、健康で明るく幸せに満ちたものになりますよう心からお祈りし、送辞とさせていただきます。

2020年3月8日
在校生代表

 

答辞

桜の蕾も膨らみはじめ穏やかな春の足音が聞こえてくる今日、私達は無事卒業式を迎えることが出来ました。本日、お忙しい中、私達のためにご臨席くださいました皆様、誠にありがとうございます。
思えば三年前、不安と期待に胸を膨らませ、このわせがく高校に入学しました。この三年間、私達は多くの思い出を紡ぎ、同時に多くのことを学び成長してきました。私は一年生のとき、通信制高校に通っていることがコンプレックスで通学中に他の高校生を見るのがとても嫌でした。しかし、わせがくだからこそ出会えた友人と過ごし、わせがくでしか経験できないことを経験し、わせがくでの高校生活がコンプレックスから宝物に変わりました。その高校生活の中でも思い出深いのが修学旅行でグアムに行ったことです。特に、グアム大学では現地の子供達と交流し、異なる言語でのコミュニケーションの難しさと面白さや、文化の違いを肌で感じることが出来ました。他にも、ただ勉強しているだけでは学ぶことのできなかったことをわせがくでたくさん学ぶことができました。わせがくで学んだことは、私達のこれからの人生において大いに役立つことでしょう。
そして、三年間私達に寄り添い、導いてくださった先生方、本当にありがとうございました。先生方は私達のことを心から気にかけてくれて、私達の心の支えでした。一年生の頃なかなか学校に行けずにいた私が学校に毎日通えるようになったのも先生方の温かい言葉があったおかげです。三年間、本当にお世話になりました。
これから私達はそれぞれ別の道を歩んでいきます。これから歩んでいく道には、大きな困難もあることでしょう。しかし、わせがく高校で学んだことが困難に立ち向かう力や道具になることを私達は確信しています。わせがく高校で学んだことを胸に刻み、私達は一歩ずつ前へ進んでいきます。
最後になりますが、本日の卒業式にご臨席を賜りました皆様にもう一度感謝を申し上げるとともに、わせがく高校のますますの発展を心からお祈りし、答辞とさせていただきます。

2020年3月8日
卒業生代表

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