皆さん、明けましておめでとうございます。楽しい正月を迎える事が出来たでしょうか?縁起の良い初夢を見たでしょうか?毎年と違ったお正月でしたか?今年は「丑(うし)」の歳です。「丑」は中国で生まれた漢字で、本来の意味は「からむ」という意味があり、芽が種子の中で伸びることができない状態を表しているそうです。これを後に覚えやすくするために「牛」の意味が与えられました。丑年はどんな年になるでしょうか?「牛」は古くから食牛や乳牛、耕牛と呼ばれ酪農や農業で人々を助けてくれる存在として重要な生き物でした。大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前振れ(芽が出る)」を表す年になると言われています。新型コロナ感染防止対策に耐えなければいけないということでしょうか?しかし着実に前に光明は射しています。
また、「何かがきっかけで望ましい精神状態になること」を「心機一転」といいます。そのきっかけは望ましくない習慣を変えることで生まれることが多いのです。我慢の年であり、再度の東京オリンピック・パラリンピックの年でもある2021年を迎えて、これまでの自分の習慣を見直して、心機一転、夢と希望のある毎日を送ってみましょう!
さらに、「1年の計は元旦にあり」とも言われます。このお正月に今年1年間の予定を考えてください。きっと素晴らしい1年を迎えることができるはずです。「はじめ良ければ終わりよし、終わり良ければすべてよし。」と昔の人は前向きに理想を心に描き、それに向かって歩み続けていました。
学校法人 早稲田学園
わせがく高等学校
校長 守谷 たつみ