行事

2021年度卒業証書授与式「答辞」

(2022.03.16更新)

寒さの中にも春の訪れを感じる季節になりました。新型コロナウイルスの感染拡大が危惧され
る中、私たち卒業生のために厳かな卒業証書授与式を挙行していただき心より感謝申し上げま
す。保護者の皆様私たちのために足をお運びいただきましたこと心より御礼申し上げます。
思えば三年前、不安と期待に胸を膨らませ、わせがく高校へ入学しました。この三年間、私た
ちは多くの思い出を紡ぎ、同時に多くのことを学び成長してきました。
そんな三年間で私が最も力を注いだのは、大学受験です。入学当初から大学へ行きたいという
気持ちはあったものの、人間関係や将来への不安などに悩まされました。しかし高校生活を通し
て成長し、高校卒業後の自分の可能性を広げたいとも、同時に考えていました。そこで私は、普
段からの勉強はもちろん、先生に勧められたこともあり、ホームルーム委員として、学校見学会
に補助員として参加したり、ボランティア部として地域の夏祭りに参加したり、課外活動にも積
極的に参加しました。中学生以前の私には考えられなかったことです。私は高校入学前、学校生
活において、自分ができる範囲のことだけをして済ませる癖がついていました。これらの経験は
私を変えてくれ、新しいことに挑戦することの大切さや面白さを私に教えてくれ、また、自主性
や主体性を培うことができたと思います。これらの成果が実を結び、私は春から大学へ進学する
ことになりました。
しかし、この三年間の成長は自分ひとりの力では、成し遂げられなかったと思います。
まず初めに、保護者の皆様、いかなる時も暖かく見守ってくれ、応援し、時には背中を押して
くださり、ありがとうございました。皆様の手助けがなければ、今の私たちはここにいないかも
しれません。これからもご迷惑をおかけすることも多々あると思いますが、よろしくお願いしま
す。
次に、先生方、私たちの学校生活を支え、進路について、親身になって相談に乗ってくださっ
たり、面接練習を何回もしていただいたり、授業だけではなく日々の生活面など様々な場面でお
世話になりました。ありがとうございました。
そして最後に、クラスメートと過ごした日々も、私にとってかけがえのないものです。特に、
校外学習で様々な場所に出かけたことはもちろん、普段の会話など、何気ない日々の出来事の一
つひとつが大切な宝です。わせがく高校だからこそ出会えた友人との思い出は、これからの人生
においてもきっと燦然と輝くものとなることでしょう。
これから私たちはそれぞれ別の道を歩んでいきます。これから歩んでいく道には大きな困難も
あることでしょう。しかし、私は、わせがく高校で学んだこと、身につけたことが困難に立ち向
かう力になることを確信しています。このことを胸に刻み、私たちは一歩ずつ前へと進んでいき
ます。
最後になりましたが、これまで私たちを支えて下さった全ての方々に改めて御礼申し上げると
ともに、母校の今後のますますの発展を心より祈念して、答辞とさせていただきます。

2022年 3月5日 卒業生代表 K・H

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