4月15日(土)に、2023年度わせがく高等学校東京キャンパス入学式を挙行しました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんのご入学を教職員、在校生が心待ちにしていました。
新しい制服に身を包み、緊張気味の新入生。
在校生代表歓迎の言葉が心に響いたのではないでしょうか。
これから一緒に東京キャンパスを盛り上げていきましょう。
皆さんの笑顔がたくさん見られることを楽しみにしています!
【在校生代表歓迎の言葉】
暖かい春が訪れ、桜の新緑が美しい季節となりました。この素晴らしい日に新入生の皆さんを歓迎できること、大変喜ばしく思います。
皆さんの今のお気持ちは高校生活への「期待」と「不安」の二つでしょう。一年前私も、入学式の席で同じ気持ちでした。特に私は中学校に二年間通っていなかったために、入学式はおろか、登校そのものが久しぶりであり、漠然とした不安を抱えていました。
そんな私ですが、1年間休まずに学校に通うことができたのは、シンプルに学校がたのしかったからです。楽しく充実した学校生活を送るためにも、今日は私から皆さんに伝えたいことが三つあります。
一つ目に、周りの大人の言うことに耳を傾けてください。これは大人の言いなりになる、という意味ではなく、大人の意見を積極的に聞く、という意味です。意見を聞いた後、どうするかは自分次第です。私が1年間の高校生活で実感したことは、「大人の言うことは信頼できる」ということです。よくよく考えれば至極真っ当なことです。だから、疑いを持たずに一度聞いてみてください。わせがく高等学校の先生方は、私たち生徒に親身に接してくれて、正しい方向へと導いてくれます。
二つ目に、「今、やるべきことを確かめる」ということです。規則正しく生活する、提出物を期限までに出す、などなど… 私もやるべきことが山積みで、初めはこなすのが大変でした。短い高校生活を充実させるために、やるべきことをしっかりとこなしましょう。人は、誰であっても「やるべきこと」に追われています。たとえ高校生であってもそれは変わらず、大人になっても同じです。高校生の今のうちから、「やるべきこと」をこなせるようになれば、きっと将来役立つ日が来ると私は思っています。だからこそ、高校生の間から練習しておきましょう。
三つ目に、やりたいことを見つけてください。やりたいことが既に見つかっている人は良いのですが、やりたいことがまだ見つかっていない人に伝えたいことがあります。
「やりたいこと」は外からやってくるものではありません。自分から探し、見つけ出し、湧き出てくるものです。そのためには、様々な場所に赴き、友人と交流をするなどして、たくさんの刺激を受けてください。私自身も、様々なことに興味を持ち、積極的に学校行事や授業に参加し視野を広げられるよう努力してきました。その結果、学びたい学問が明らかになってきました。行きたい大学に入学するため、私は今、努力を続けています。
もし、どうしてもやりたいことが見つからなかった場合も、知識は必ず将来役に立つので、皆で努力を続けましょう。
・大人の言うことに耳を傾ける
・今、やるべきことを確かめる
・やりたいことを見つける
皆さんにこれらの三つを意識して、高校生活を過ごしてほしいと思います。
最後に、私は皆さんには高校生活を後悔してほしくないと、 心から思っています。私にも少なからず後悔していることがあります。そのためには、失敗を恐れず、成長することに貪欲であってほしいと私は思います。たとえ失敗したとしても、先輩である私たちと、学校の先生方、そして、周りを見渡せば、親身になってくれる大人達と仲間達が沢山います。是非、困った時は我々を頼ってください。高校生活を楽しみましょう。
在校生代表 2年次 Y.S